トラからウサギへ
昨年は多くの方と行政機関の御支援を頂き、お酒作りを始める事が出来ました。
茶農家の「今後もお茶造りを続けたい一心」で、高級茶の消費拡大秘策です。
一年前の暮れにはイタリアから製造設備が無事に届くのだろうか?
一月は半導体部品の品薄から予定の機械が入らない等、悩める年末年始でした。
県、国の検査を経て4月1日、酒類製造免許を掛川税務署長から頂くことが出来ました。
新茶生産を目前に控え、緊張しながら初めてのお酒作り「ちゃんぱん」の生産です。
農園カフェ「Teatimeまるは」で簡単な発表会をし、小売り販売を始めました。
新聞やテレビでも紹介して頂き、JETRO主催のバーチャル産地視察やYouTubuチャンネル「日経テレ東大学」でも紹介させて頂く事が出来ました。
お世話に成った方へのお礼のつもりで静岡県ニュービジネス大賞と言う審査会へも応募し、11月末に最終審査会が行われ「アントレプレナー賞」を頂きました。
お茶を簡単に抽出できる茶器の開発やボトリングティーの試験を始めていた頃、掛川市の緑茶で乾杯条例が制定され「シャンパン風の緑茶乾杯酒」が出来ないだろうかと「ちゃんぱんプロジェクト」を立ち上げたのが切掛けです。
ペットボトル茶需要が拡大し、美味しい新茶の需要がこれ以上減少すれば、ますます荒廃茶園が増え「富士山とお茶畑の景色は無くなるだろう」と思います。
トラからウサギには時の経過で変わりますが、時代に合わせた行動をしないと茶生産を継続するのは厳しい時代と思います。
やっと、酒造が出来る所に立たせて頂いたので、何処まで進化させられるか?
手土産に「ちゃんぱん」が喜ばれるって言って頂ける様に品質向上のウサギ年を目指します。
お酒作りで学ぶ衛生管理、抽出技術やカーボネーション技術を活かしたボトリングティー「Ajan」も近々発表いたします。
(ちょっとだけ、お見せすると・・・こんな感じでしょうか。)
ご期待頂きながら、今年も宜しくお願い申し上げます。
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