2022年 明けましておめでとうございます

2022年1月4日

昨年は多くの方にお世話に成り、思いがけぬ全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞したり、緑茶リキュールの商品化に向けた事業計画が経産省の採択を頂けたりと『人と人の繋がり』が強く、有難く感じた年でした。

数年前より茶生産者の現状は厳しく、このままでは「富士山とお茶畑の景色は無くなる日が来る」と思いながら今、農園で出来る事を考えて参りました。
どの様な栽培方法で在ろうと「笑顔で味わって頂ける美味しいお茶づくり」は当然ですし、不味いお茶を生産しようと思う生産者は何処にもいません。
「少し背伸びをしながら」精一杯の努力をする中で、同じ茶葉から緑茶も紅茶もウーロン茶にも加工出来るのだから、もっと色々な楽しみ方の提案をしてみたいと思います。

掛川市は「緑茶で乾杯条例」が制定されています。
これは、掛川市民が掛川茶を応援して下さっている事でも在り、掛川茶で乾杯酒を作ってみたいとの思いが「緑茶リキュール」研究の出発点です。
乾杯酒と言えば「シャンパン」が世界的に認知されているのですが、元々は気候変動で出来そこなったワインだそうです。
泡が出るワインを何とか泡立たない物に変えるよう命を受けた修道僧がドンペリです。
泡立ちを無くす方法を見つけた頃、世の中が華やかな泡立ちを受け入れシャンパンが誕生し、最高級の物に「ドンペリニヨン」と命名されています。
イタリアから日本に向け、カーボネーションタンクが運ばれ今月の17日頃には設置予定です。
泡立つ緑茶リキュール(掛川市緑茶リキュール特区)の製造免許も申請中です。

簡単に美味しいティーパッグ茶を楽しむ「MEKARAUROKO」の販売も開始致します。
密を避け、マスク姿の中ですが面白いお茶造りの一年にしたいものです。
今年も美味しいお茶を楽しんで頂けます様に松下園従業員一同、元気で励んで参りますので宜しくお願い申し上げます。

カフェに咲くスイセン(従業員研修旅行で求めたキョナン水仙)